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J-GLOBAL ID:201002253068685069   整理番号:10A0625638

黒及び赤米の脂質成分,脂肪酸及びトリグリセリド分子種

Lipid components, fatty acids and triacylglycerol molecular species of black and red rices
著者 (5件):
資料名:
巻: 123  号:ページ: 210-215  発行年: 2010年11月15日 
JST資料番号: H0766A  ISSN: 0308-8146  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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黒及び赤米から取得した抽出脂質は内因性トコクロマノール類に関して高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により分析された。これらの全脂質から分離されたトリグリセリド(TAG)の分子種及び脂肪酸(FA)分布はAgNO3薄層クロマトグラフィー(TLC)とガスクロマトグラフィー(GC)の組合せにより分析され,内因性トコクロマノール類の含量に関し調べられた。少数の例外はあるが,優勢トコール類はγ-トコトリエノールとα-トコフェロールで,続いてα-トコトリエノール(赤)及びγ-トコフェロール(黒)が多く,更に少なくβ-,δ-トコフェロール及びδ-トコトリエノールが存在した。これらの米の脂質は主にTAG(76.4~80.5%),遊離FA(7.2~9.8%)及びリン脂質(3.5~3.6%)から構成され,他の成分は微量割合(0.1~4.1%)にて存在した。主要FA成分はパルミチン酸(16:0),オレイン酸(18:1n-9)及びリノール酸(18:2n-6)であった。15の様々なTAG分子種がAgNO3-TLC及びGCの逐次的適用により検出され,定量化された。主要なTAG成分はS2M(7.0~7.8%),SM2(12.6~12.9%),M3(15.7~16.5%),SMD(23.5~23.7%),SD2(5.7~5.8%),M2D(9.3~9.8%),MD2(8.1~8.6%)及びD3(5.8~7.4%)であった(S,M,D,及びTは,それぞれ,飽和FA,メネン,ジエン,及びトリエンを意味する)。結果はこれらの米脂質がプラスの健康効果を有すると証明されている栄養薬物を多量に含有することを示唆した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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穀類とその製品一般  ,  食品の分析  ,  脂質一般 
物質索引 (10件):
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