抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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鋼鉄道橋の鋼材に生じる疲労き裂の検査は,これまで目視によってきたが,目視困難な箇所における変状の有無や10mm以下の微少き裂の発見は難しい。そこで,目視検査を補完するものとして,導電性表面材料を用いたき裂検知手法の実構造物への適用把握を目的として次の検討を行った。1)実構造物を模擬した試験体を用いたき裂検知性評価試験,2)屋外環境(温湿度条件)に対する影響評価,3)導電性表面材料の施工工程最適化。その結果,開発した導電性表面材料は期待されるき裂検知機能を有していることが確認された。その一方で,き裂開口幅や周囲の湿度条件がき裂検知に影響することも分かったので,これらの影響を考慮した検知手法を開発した。また,環境対応型の防食塗装へ組み込む施工工程を提案した。