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J-GLOBAL ID：201002253801252590   整理番号：10A0710732

電離圏電波伝播に関する研究開発 3-4 電離圏変動と中低層大気 3-4-1 地球に固定された波数4の電離圏構造

Studies of Ionospheric Variations for Radio Propagation 3-4 Ionospheric Variations and Coupling with the Middle and Lower Atmosphere 3-4-1 Ionospheric Wavenumber 4 Longitudinal Structure

著者 (2件)： 陣英克 (情報通信研究機構 電磁波計測研究セ) ,  佐川永一 (情報通信研究機構)
資料名： 情報通信研究機構季報  (Review of the National Institute of Information and Communications Technology)
巻： 55  号： 1/4  ページ： 385-390  発行年： 2010年04月26日 
JST資料番号： F0415A  ISSN： 1349-3191  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 人工衛星によるリモートセンシングから,電離圏に波数4の経度構造があることが最近分かってきた。一方,下層大気においては,海陸の分布によって積雲対流の活発な領域が経度方向に分かれ,そこから(地方時を固定すると)波数4に見える大気波動の発生が知られていた。従って,波数4の電離圏構造の発見は下層大気から電離圏への影響の可能性を明確に示すものであり,その後の地球大気上下結合についての観測計画やシミュレーション開発など多くの研究を呼び起こしている。本稿では,まずその発端となっている波数4の電離圏構造の観測を紹介する。そして,電離圏の波数4構造を再現する数値シミュレーションを紹介し,波数4構造における大気圏-電離圏結合のメカニズムについて考察する。(著者抄録)

シソーラス用語： 電離層 ,  *波数 ,  *電離層擾乱 ,  *中層大気 ,  *下層大気 ,  経度 ,  波動 ,  シミュレーション ,  対流圏
準シソーラス用語： 数値シミュレーション ,  大気波動

分類 (1件)： 電離層・熱圏  (DC04050O)

引用文献 (14件)：

• Namba, S., and K.-I. Maeda, “Radio Wave Propagation”, Corona, Tokyo, 1939.
• 陣英克, “電離圏ダイナモについて”, 情報通信研究機構季報, 本特集号, 2-3-7, 2009.
• Sagawa, E., T. J. Immel, H. U. Frey, and S. B. Mende, “Longitudinal structure of the equatorial anomaly in the nighttime ionosphere observed by IMAGE/FUV”, J. Geophys. Res., Vol.110, A 11302, doi: 10.1029/2004JA010848, 2005.
• Walker, G. O., “Longitudinal structure of the F-region equatorial anomaly: A review”, J. Atmos. Terr. Phys., Vol.43, p. 763, 1981.
• Lin, C. H., C. C. Hsiao, J. Y. Liu, and C. H. Liu, “Longitudinal structure of the equatorial ionosphere: Time evolution of the four-peaked EIA structure”, J. Geophys. Res., Vol.112, A 12305, doi: 10.1029/2007JA012455, 2007.

タイトルに関連する用語 (8件)： 電離圏 ,  電波伝播 ,  研究 ,  開発 ,  低層 ,  大気 ,  地球 ,  波数