文献
J-GLOBAL ID:201002253944985989   整理番号:10A0498142

粉末試料の中性子散乱測定を用いたスピン系の決定

Determination of a Spin System using Powder Neutron Scattering Measurements
著者 (1件):
資料名:
巻: 20  号:ページ: 119-123  発行年: 2010年05月10日 
JST資料番号: L4558A  ISSN: 1349-046X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
粉末試料を用いて,2種類の化合物のスピン系を中性子散乱法で決定した。Cu2CdB2O6の磁気構造では,2種類のCu格子点Cu1とCu2が,予想に反して共にモーメントをもつことがわかった。J1相互作用(隣接するCu1スピン間)は予想どうり反強磁性であるが,J2(隣接するCu1とCu2スピン間)とJ3(隣接するCu2スピン間)相互作用は予想に反して強磁性であった。得られた結果に基づいて,この化合物が反強磁性秩序と1/2磁化プラトーの特性をもつ機構を考察した。次にβ-AgCuPO4の磁気構造では,報告されているスピン2量体解析の結果のとうり,最も強い相互作用が5.20Å程度のCu-Cu間に存在し,交替比が0.17程度の反強磁性交替鎖であることが実験的に確認された。中性子散乱法が磁気構造の全体像の捕捉に有効であることを実証できた。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
酸化物結晶の磁性 
タイトルに関連する用語 (2件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る