抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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サクシュコトニ川は,北大の湧泉を水源とするが,水源は枯渇し,河川の一部は埋められた状態にあった。北大と札幌市との連携により,2001年度から河川再生事業が実施され,2004年5月に通水が始まった。北大農学部は,2004年よりサクシュコトニ川の河川環境・生物相調査を実施した。2007年に北大構内のサクシュコトニ川の水環境・生物相調査を実施した。その調査結果を用いて,再生事業後のサクシュコトニ川の水環境と魚類分布の実態を評価した。再生事業後の水環境は,対象とした水質値は環境基準を達成し,濁度が高い値を示したが,おおむね良好な状態にあった。魚類は,新川水系で確認されている多くの種を確認できず,わずか4種であった。ウグイなどの回遊性大型魚類が見られなかったため,新川との合流点からの遡上が阻害されていると考えられた。