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J-GLOBAL ID：201002254174613588   整理番号：10A1070545

サツマイモ蒸切干加工用品種の収量・品質関連形質に及ぼすマルチ被覆および気象の影響

Effects of Mulching with Polyethylene Film and Weather on Agronomic Characters of Sweetpotato Varieties for Steamed and Cured Slices Processing

著者 (6件)： 藏之内利和 (農業・生物系特定産業技術研究機構 作物研) ,  中村善行 (農業・生物系特定産業技術研究機構 作物研) ,  高田明子 (農業・生物系特定産業技術研究機構 作物研) ,  田宮誠司 (農業技術研究機構 北海道農研セ) ,  中谷誠 (国際農林水産業研究セ) ,  熊谷亨 (農業・生物系特定産業技術研究機構 作物研)
資料名： 日本作物学会紀事  (Japanese Journal of Crop Science)
巻： 79  号： 4  ページ： 491-498  発行年： 2010年10月05日 
JST資料番号： G0811A  ISSN： 0011-1848  CODEN： NISAAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 代表的なサツマイモ蒸切干加工用品種「タマユタカ」と「泉13号」について,塊根収量やシロタ障害等蒸切干品質関連形質と,マルチ被覆および気象条件との関連性について2000年から2008年を通じて調査した。マルチ被覆による地温上昇効果は認められたが,シロタ障害発生に及ぼすマルチ被覆の影響には有意性が見られなかった。両品種とも,マルチ被覆栽培により塊根は多収となり,デンプン含有率は高まった。マルチ被覆栽培でシロタが増加せず,収量が増加したことは蒸切干加工用原料生産上で有利な点と考えられる。生育後期の降水量とシロタ障害発生程度との問に一部ではあるが有意な負の相関が見られたことから,収穫期直前の土壌水分の推移が本障害発生に関わっている可能性は高いと考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： *サツマイモ ,  *栽培品種 ,  乾燥 ,  *食品加工 ,  マルチ ,  栽培 ,  農業気象 ,  塊根 ,  作物収量 ,  障害 ,  品種差 ,  地温
準シソーラス用語： *タマユタカ ,  *泉13号 ,  蒸切干 ,  被覆栽培 ,  シロタ障害

分類 (2件)： いも類  (FC03036L) ,  野菜とその加工品  (FJ11020O)

引用文献 (20件)：

• 1) 藤瀬一馬 1983. 世界のいも類作物のエネルギー生産力調査(2)サツマイモの収量性について. 高エネルギー植物の研究(科研費 No.57040064). 7-17.
• 2) 堀金彰・田宮誠司・小巻克巳・小原明子・勝見明美 1997. フィールドアナライザーを用いた甘しょアミラーゼの圃場分析. 日作紀 66(別 1) : 168-169.
• 3) 猪飼のぞみ・松田智明・中谷誠・新田洋司 2002. 蒸切干しサツマイモにおける「シロタ」の構造的特徴と白色不透明化の要因. 日作関東支報 17 : 56-57.
• 4) 泉澤直 1989. 茨城の干いも・過去・現在・未来. いも類振興情報 18 : 20-25.
• 5) 門脇正行・大木詩子・河原克明・安田登・山根智子 2009. 地温がサツマイモ塊根の生育および収量に及ぼす影響. 日作紀 78(別2) : 210-211.

タイトルに関連する用語 (6件)： サツマイモ ,  品種 ,  収量 ,  形質 ,  マルチ ,  気象