抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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粗タンパク質(以下CP)含量を下げた飼料を給与した豚のふん尿を堆肥化した際に発生するアンモニアの低減効果を明らかにするため,小型堆肥化試験装置を用いた試験を行った。材料はCP14.5%(標準区)および11.5%(低CP区)の飼料を給与した豚の排せつ物を分離採取して用いた。ふんに尿を20%または30%混合したうえでパーライトを用いて水分55%の原料を調製し,小型堆肥化試験装置に充填密封後,通気した。低CP区のふん尿の堆肥化は標準区と同等の乾物および有機物分解が認められるとともに,アンモニアのピーク濃度を48.8%,揮発総量を43.0%抑制できた。しかし,尿の混合割合が増えるとアンモニア発生量も増加したため,固液分離が重要である。以上のことから,低CP飼料給与による豚ぷん尿堆肥化におけるアンモニア発生の低減効果は極めて高いといえる。(著者抄録)