抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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色素増感太陽電池は,1)色彩豊かなデザイン性のある太陽電池を作れる,2)フレキシブル性を付与した軽量太陽電池を作れる,3)散乱光に富む室内では短波長側の発電効率に優れる,4)製造設備投資が少なくてよいなどの特徴がある。本稿では,色素増感太陽電池を市販しているG24i社のフレキシブル色素増感太陽電池(G24i-DSC)の構造,製法と特性を主に紹介した。市販されているG24i-DSCは,形状が20cm×26cm×1.1mmで,帯状セル部分の面積は190mm×140mmである。ナノサイズの結晶酸化チタン粒子が構成するアノード電極基板の膜厚を均一に調整・焼成すると同時に,増感色素を短時間に均一に吸着させる技術に基づき,各セルに発生する光電流電圧特性を同じにする製造技術の確立が重要である。このモジュールの変換効率は約2.5%前後で,最大出力0.54W,最大電圧4.73V,最大電流0.114Aである。その他の会社の市場動向についても述べた。