抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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老朽化した生産設備やプラント施設の改修による長寿命化,迅速な設備更新は多くの企業で重要な課題であり,そうした作業を短期間・低コストで行うためには,点群計測に基づく現物の3Dモデリングが有効である。大規模な生産設備やプラント施設から点群データを取得するためには位相差方式のレーザスキャナが有効であるが,計測データに多くの異常値が含まれる。本研究では,異常値が存在してもその影響を軽減できるロバスト推定に基づく点群平滑化手法を提案した。これにより得た主な知見を次に示した。1)残差の確率密度関数をローレンツ分布と仮定してロバストな曲面推定をする平滑化法を示し,その有効性を示したこと,2)Tukeyのバイウェイト推定法に基づくロバストな平滑化法を示し,その有効性を示したこと,3)ローレンツ分布に基づく平滑化法とTukeyのバイウェイト推定に基づく平滑化法は品質の点では同等であるが,計算効率の観点から後者の方が優れていること。