抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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結晶化で発生する潜熱を逃がすのは熱伝導だが,それが結晶の形を不安定化して樹枝状にする。また界面張力の異方性が結晶の伸びる方向を決める。熱伝導が支配する結晶成長では,平らな界面が一定速度で成長することができない。しかし,平らな界面は不安定で,界面の一部が出っ張るとそこの成長速度は周りより大きくなり,ますます突き出る。この尖った部分は一定速度で成長できるようになる。ただ,とがった部分の側面も平らでいることは不安定なので,わずかな揺らぎで横枝を出すようになる。このように二次,三次と横枝を出した結晶は樹の枝に似ており樹枝状結晶となる。この樹枝状結晶の成長を結晶界面が平な場合や球形の場合の結晶成長,放物面体結晶での現象との関連でもって解説した。