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J-GLOBAL ID:201002255484071234   整理番号:10A0528859

前立腺癌の効率的マーカーとしてのα1,2-フコシル化及びβ-N-アセチルガラクトサミニル化前立腺特異的抗原

α1,2-Fucosylated and β-N-acetylgalactosaminylated prostate-specific antigen as an efficient marker of prostatic cancer
著者 (4件):
資料名:
巻: 20  号:ページ: 452-460  発行年: 2010年04月 
JST資料番号: W0050A  ISSN: 0959-6658  CODEN: GLYCE3  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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発癌中のN-グリカンの構造変化は普通の現象であるので前立腺癌(PC)特異的N-グリカンが前立腺特異的抗原(PSA)に連結するか否かを調べた。最初に,Trichosanthes japonicaアグリチニン-II(TJA-II)など八つのレクチン(UDA, LCA, DSA, MAL, TJA-I, TJA-II, UEA-I, 及びWFA)のレクチン固定化カラム,次いでELIZAを用いて精液,良性前立腺増殖症(BPH)及びPC患者の血清,及び,PC細胞系,すなわちLNCaP,に由来するPSAの炭水化物構造を分析した。PC患者からの血清PSAの分画はFucα1-2Gal及びβGalNAcの両方と結合するTJA-IIに結合したが,BPH患者からのものはこの結合能力を示さなかった。そのことは発癌中のPSAのα1,2-フコシル化及びβ-N-アセチルガラクトサミニル化の発現増加を意味した。ついでこれら構造変化がフコシルトランスフェラーゼI(FUT1)及びβ-N-アセチルガラクトサミニルトランスフェラーゼ4(B4GALNT4)の発現上昇と相関することを実時間PCRで確認した。次に,TJA-II結合PSA含有量,及び,PC及びBPH患者40人からの血清PSA試料におけるTJA-IIカラムクロマトグラフィーの結合比を測定した。結果はこの二つの測定値は可能性95%を超える確率でPCとBPHを識別できること,TJA-II結合PSAはPCの潜在的マーカーと見なせることを示した。
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分類 (1件):
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抗原・抗体・補体の生化学 
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