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J-GLOBAL ID：201002255705688843   整理番号：10A0379287

マイクロシミュレーションを用いた利用者の視点による列車ダイヤ評価手法

Train Timetable Evaluation from the Viewpoints of Passengers by Microsimulation of Train Operation and Passenger Flow

著者 (3件)： 國松武俊 (鉄道総合技術研究所) ,  平井力 (鉄道総合技術研究所) ,  富井規雄 (千葉工業大学 情報科学部 情報工学科)
資料名： 電気学会論文誌 D  (IEEJ Transactions on Industry Applications)
巻： 130  号： 4  ページ： 459-467 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： X0451A  ISSN： 0913-6339  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 自動改札機の着駅データから個々の利用者データを生成し利用者の利用列車,乗車位置,運行遅延等を推定するシミュレータを開発し,実在路線のダイヤ改正に適用して効果を確認した。利用者の視点による列車ダイヤの評価の必要性について述べ,列車運行・旅客行動シミュレータの概要と,利用者データの生成,利用者の経路探索,早く着きたい,混雑を避けたい等の嗜好,乗車位置,列車遅延等の取扱いについて述べた。評価手法として不効用値や満足度について述べ,シミュレーションの実例として大都市圏の実在路線についてダイヤ改正案と現行ダイヤとの比較評価を行ったと述べた。利用者データに交通センサスデータを使用し遅延等を単純化したが提案手法の効果は確認できたと述べた。

シソーラス用語： *時刻表 ,  *シミュレーション ,  *列車ダイヤ ,  改変 ,  *利用者 ,  経路探索 ,  乗客 ,  人間行動 ,  メンバシップ関数 ,  運行管理
準シソーラス用語： マイクロシミュレーション ,  ダイヤ改正

分類 (1件)： 輸送と業務  (TC01030N)

引用文献 (18件)：

• (1) 電気鉄道ハンドブック編集委員会: 電気鉄道ハンドブック, コロナ社 (2007)
• (2) 富井規雄: 列車ダイヤのひみつ, 成山堂 (2005)
• (3) A. Caprara, L. Kroon, M. Monaci, M. Peeters, and P. Toth: “Passenger Railway Optimization, in Cynthia Barnhart and Gilbert Laporte eds”, Transportation (Handbooks in Operations Research and Management Science), North Holland (2006)
• (4) L. Ingolotti, F. et al: “A Scheduling order-based method to solve timetabling problems”, Current Topics in Artificial Intelligence, Lecture Notes in Artificial Intelligence 4177, pp. 52-61 (2006-5)
• (5) V. Cacchiani, A. Caprara, and P. Toth: “Column Generation Approach to Train Timetabling on a Corridor”, Quarterly Journal of Operations Research, Springer Berlin/Heidelberg, Vol. 6, No. 2 (2008-6)

タイトルに関連する用語 (4件)： マイクロシミュレーション ,  視点 ,  列車ダイヤ ,  評価手法