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J-GLOBAL ID:201002256282704274   整理番号:10A0675093

閑散線区向けのERTMS(ERTMS-Regional)

著者 (3件):
資料名:
巻: 53  号:ページ: 35205-35208  発行年: 2010年07月01日 
JST資料番号: S0079A  ISSN: 0447-2322  CODEN: JRENA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ERTMS-Regional(以下,ERTMS-R)は,閑散線区向けのコスト効果の高い運行管理システムである。ERTMS/ETCS(欧州連合が中心となり開発している運行管理および列車制御システム)の仕様に基づいて固定閉そく方式(オプションとして移動閉そく方式も可能)でのETCSレベル3を実現したシステムとなっており,地上設備を制御するための仕様を付加する形で規定した点に特徴がある。スウェーデンのVaesterdal線で2010年10月に運用開始される予定となっており,筆者らは,スウェーデン鉄道庁(Banverket,現在はTrafikverket)を訪問し,現地を視察した。ここでは,ERTMS-Rについて開発の背景とシステム構成を概説し,あわせて現地を視察したときの様子について紹介した。システム構成の要点を示すと次の通りである。1)TCC(Traffic Control Centre):RBC(列車との通信を行い,列車を管理するユニット)と連動機能を統合した装置である。列車と通信することにより,分併や入換作業などに伴う列車の管理,列車に対する走行許可の指示などを行う。また駅と通信することによって,進路の設定,ポイントや踏切などの現場機器の制御指示と監視を行う。2)OC:TCCに従ってポイントや踏切などの現場機器を制御する装置であり,連動機能を持たない電子端末である。3)GSM-R:沿線に基地局を設備し,列車及びOCとのデータ通信のために用いられる。4)ETCS車上装置:ERTMS-Rでは,ETCS車上装置を用いる。ERTMS-Rは車内信号装置となり,ETCSレベル2とレベル3に対応する車上装置を搭載した列車が走行可能である。5)ユーロバリス:ケーブルレスかつ無電源のトランスポンダであり,列車の位置補正を行う。6)携帯端末:保守作業のための携帯端末がある。TCCと通信することによって作業の手続きを行うことができる。7)CTC:TCCと接続され,TCP/IPにより通信する。
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分類 (1件):
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信号,保安 
タイトルに関連する用語 (1件):
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