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J-GLOBAL ID：201002256312351622   整理番号：10A0211232

ポストハーベスト工学から食料・環境・エネルギーをみる(最終回)ポストハーベスト技術と環境・エネルギー

著者 (1件)： 木村俊範 (北大 大学院農学研究院)
資料名： 北農
巻： 77  号： 1  ページ： 6-11  発行年： 2010年01月01日 
JST資料番号： F0679A  ISSN： 0018-3490  CODEN： HOKUA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ポストハーベスト工学の視点から食料・環境・エネルギー問題を考察した。環境変化は,ポストハーベスト技術の役割やニーズに変化をもたらした。バイオマス資源の利活用は,「収穫以後を担当するポストハーベスト技術」の守備範囲である。米質に与える平均気温の影響は,西日本で特に著しい。これは,地球温暖化に起因する出穂の早まり,登熟時期の高温障害による米質低下となって現れてくる。バイオマス資源は,温室効果ガスの抑制策として重要性を増している。技術や理解の著しい進歩と近年の地球温暖化問題を軸とするニーズの変化は,ポストハーベスト工学の中味に大きな影響を及ぼしている。資源循環という概念の下に,循環型社会構築と地球温暖化防止がポストハーベスト工学の目標となることは確かである。

シソーラス用語： *ポストハーベスト ,  工学 ,  食糧問題 ,  *環境 ,  *エネルギー ,  バイオマス ,  米 ,  品質 ,  平均気温 ,  地球温暖化 ,  登熟 ,  障害 ,  栽培管理 ,  成長阻害 ,  温室効果ガス ,  資源再生 ,  循環 ,  社会 ,  持続可能な開発
準シソーラス用語： ポストハーベスト工学 ,  高温障害 ,  資源循環 ,  循環型社会

分類 (3件)： 環境問題  (SA01020V) ,  エネルギー利用と環境との関係  (LE01000E) ,  食品工業一般  (FJ02010F)

引用文献 (10件)：

• 林陽生:http://www.maff.go.jp/www/council_cont/
• 木村俊範: ポストハーベスト工学から食料・環境・エネルギーをみる (1), 北農76巻1号, 3, 2009
• 藤田究:http://www.pref.kagawa.jp/noshi/seika/houzyou/
• 農林水産省:http://www.kanboumaff.go.jp/www/gichou/
• 木村俊範ら: 円筒形循環乾燥機による生もみ乾燥の事例 (第1報) 一時貯留兼予備乾燥機として用いる場合, 農機学会北海道支部会報19号, 97, 1978

タイトルに関連する用語 (5件)： ポストハーベスト ,  工学 ,  食料 ,  環境 ,  エネルギー