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J-GLOBAL ID：201002256675784610   整理番号：10A0821200

気候変動が農薬の挙動と効果に及ぼす影響

著者 (1件)： 與語靖洋 (農業環境技術研)
資料名： 植物防疫  (Plant Protection)
巻： 64  号： 8  ページ： 524-529  発行年： 2010年08月01日 
JST資料番号： G0617A  ISSN： 0037-4091  CODEN： SHBOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 気候変動が農薬の挙動に及ぼす影響を温度中心に考察する。土壌中では消失速度は温度と正の相関を有する。一方,農薬は時間と共に土壌に吸着し,また土壌浸食によって移動する。農薬は水中でも温度と共に分解性が高まる。大気中移動については,土壌からの拡散,マルチフィルムの透過性,大気中分解の観点から考察する。全地球規模の挙動推定に使われるマルチメディアモデルについて説明する。農薬の効果に及ぼす気候変動の影響を生物活性,吸収・移行,代謝・作用について考察する。生物活性は一般に温度と共に上昇するが,残効性は短くなる。

シソーラス用語： *気候変動 ,  *農薬 ,  温度依存性 ,  土壌物質動態 ,  残効性 ,  *生物活性 ,  薬物動力学 ,  吸収 ,  移動 ,  代謝 ,  薬理作用 ,  生体内移動 ,  *薬効

分類 (2件)： 農薬一般  (FB06010J) ,  農業気象  (DC05030Z)

引用文献 (14件)：

• GUOHONG, X. et al.(2009): Bull. Environ. Contam. Toxicol.82: 129~132.
• 稲生圭哉 (2004): 農業環境技術研究所報告, 第23号.27~76.
• 金沢 純 (1992): 農薬の環境科学, 合同出版, 東京, 310pp.
• KATAGI, T.(2004): Rev. Environ. Contam. Toxicol.182: 1~195.
• 川勝健紳ら (2009): 研究成果第471集, 農林水産技術会議事務局編集・発行, p. 336~341.

タイトルに関連する用語 (3件)： 気候変動 ,  農薬 ,  挙動