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J-GLOBAL ID:201002256952424812   整理番号:10A0295803

ヒトテロメアのG-四重鎖: テロメアの四重鎖構造安定性の熱力学および動力学研究

Human telomeric G-quadruplex: thermodynamic and kinetic studies of telomeric quadruplex stability
著者 (1件):
資料名:
巻: 277  号:ページ: 1098-1106  発行年: 2010年03月 
JST資料番号: B0206B  ISSN: 1742-464X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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四重鎖のフォールディングや立体構造変化を支配する機構の理解には,熱力学および速度論の研究が不可欠である。ヒトテロメア四重鎖構造のフォールディングの代表的な熱力学および動力学研究を概説し,報告された熱力学データ間の矛盾を議論する。最近の知見は,ヒトテロメア四重鎖構造のフォールディングとアンフォールディングが単純な2相過程ではなく,複数の中間状態を伴う経路で進行することを指摘した。一旦形成された四重鎖構造は,Na+バスケット型とK+ハイブリッド型間を相互変換するが,それらのヒトテロメア四重鎖立体構造には僅かなエネルギー障壁しか見出せなかった。同様に,四重鎖型のアンフォールディングは非常に限られたエネルギー消費のみを必要とした。この事実には生物学的意義があり,四重鎖フォールディングは複製を容易にするために細胞周期の特定の時期に1本鎖突出部を安定化する蛋白質結合に密接に共役していると考えられる。Na+とK+溶液中のテロメア四重鎖構造のフォールディングと2つの異なる型の構造遷移のための一時的なエネルギー均衡を示した。
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分類 (1件):
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遺伝子の構造と化学 

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