抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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南大洋では強力な偏西風と東西にさえぎる大陸のない地形の効果によって,大西洋・インド洋・太平洋の中深層を南下してきた水塊が,表層に引き上げられる。表層での大気からの熱・淡水フラックスや乱流混合を受けて変質した海水は,一部は密度を減らして亜南極モード水・南極中層水となり,一部は南極大陸棚上で密度を増して南極底層水となる。これらの「新しい」水塊は北上して世界の海洋を循環する。ほぼ10年を経て行われた2回の南太平洋の横断観測では,太平洋を北上するこれらの南大洋由来の水塊の変化を解明することができた。(著者抄録)