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J-GLOBAL ID：201002257297921642   整理番号：10A0854349

動的体積ホログラムと位相共役に基づいたモード分割多重通信技術

Mode division multiplex communication technique based on dynamic volume hologram and phase conjugation

著者 (5件)： OKAMOTO Atsushi (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  MORITA Kazuyuki (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  WAKAYAMA Yuta (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  TANAKA Junya (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  SATO Kunihiro (Hokkai-Gakuen Univ., Sapporo, JPN)
資料名： Proceedings of SPIE  (Proceedings of SPIE)
巻： 7716  ページ： 771627.1-771627.10  発行年： 2010年 
JST資料番号： D0943A  ISSN： 0277-786X  CODEN： PSISDG  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 光ファイバ内の光中の特定の空間モードを分割することのできるモード分割多重通信技術について報告する。モード分割多重化において,マルチモード光ファイバから出ていく光信号は,複数の空間モードの光学情報が重なり,光検出後において分波することが難しい状況にある。我々が提案する新しい方法は,位相共役技術,および,多重体積ホログラムとランダム拡散板による空間フィルタリング技術とを融合させた分割方法である。提案した多重ホログラム演算素子と時間に直交する空間モードに対する波面の位相整合を用いた分割方法は,マルチモードをそれぞれの光学モードに分割するだけでなく,光屈折効果媒質を用いることによって,時間的なモード変化やファイバ透過歪に動的に応答し,時間的なモードシフトを動的に補償することも可能となることを示した。また,この方法で実現できる処理速度は,透過光の情報のいかなる遅延も引き起こさずに10~100ペタフロップスに相当する演算速度に相当する。LiNbO₃を使った動的リコンフィギャラブル素子を制御して行った,3つの多重空間モードの分割実験において60~70%の分離を達成できた。さらに,適当なランダム位相マスクによって,この分離性能はさらに改善されることを数値解析を用いて明らかにした。

シソーラス用語： *体積ホログラム ,  *位相共役 ,  *多重通信 ,  光ファイバ ,  空間フィルタリング ,  位相整合 ,  光屈折効果 ,  ニオブ酸リチウム ,  光通信
準シソーラス用語： 光ファイバ通信

分類 (2件)： 光導波路,光ファイバ,繊維光学  (BD06030H) ,  光通信方式・機器  (ND10000B)

タイトルに関連する用語 (4件)： 体積ホログラム ,  位相共役 ,  モード分割多重 ,  通信技術