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J-GLOBAL ID:201002257532099122   整理番号:10A0244179

日本の関東におけるCu,Zn,As,Sb,Pb,および硝酸塩による山地土壌の汚染

Pollution of montane soil with Cu, Zn, As, Sb, Pb, and nitrate in Kanto, Japan
著者 (7件):
資料名:
巻: 408  号:ページ: 1932-1942  発行年: 2010年03月15日 
JST資料番号: C0501B  ISSN: 0048-9697  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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日本の関東における大気沈降勾配に沿った4種類の山地地域におけるCryptomeria japonicaのキャノピーの下で土壌コアおよび雨水をサンプリングした。土壌コア(深さ30 cm)は分析ために2 cmあるいは4 cmセグメントに分割した。土壌中の元素濃縮比の垂直分布を次のようにして算出した:(X/Al)<sub>i</sub>/(X/Al)<sub>BG</sub>(そこで分子および分母は各々土壌コアのiセグメントおよび下部セグメントにおける元素XとAlの濃度比である)。上部14 cmの土壌層は,下部(14-30 cm)土壌層よりも高レベルのCu,Zn,As,Sb,およびPbを示した。4種類の地域で,上部6 cm土壌層における平均濃縮比は次の通りである:Pb(4.93)≧Sb(4.06)≧As(3.04)>Zn(1.71)≧Cu(1.56)。上部14 cm土壌層に蓄積した外因性元素(kg/ha)は次の通りである:Zn(26.0)>Pb(12.4)>Cu(4.48)≧As(3.43)≧Sb(0.49)。これらの順位は,人為的エアロゾルおよび汚染(路側)空気の各々における元素のそれと一致しており,これは恐らく大気汚染物質が土壌表面層においてこれらの元素の濃縮を引き起こしていることを示唆している。上部14 cm土壌層におけるAs,Sb,およびPbの全濃度のほぼ半分は外因性(人為的)発生源からもたらされている。Sbは人為的エアロゾル中で最高の濃縮係数を示し,また典型的な酸性大気汚染物質であるNO<sub>3</sub><sup>-</sup>と同じ沈降挙動を示す。降雨中のSbとNO<sub>3</sub><sup>-</sup>の濃度間には強い相関がある(すなわち,C.japonicaの下の樹冠雨中:[NO<sub>3</sub><sup>-</sup>]=21.1[溶存Sb],r=0.938,p<0.0001,n=182)。この相関関係を使用すると,NO<sub>3</sub><sup>-</sup>の全(累積)流入量は土壌中の外因性Sbの蓄積量から評価される。すなわち,Kinsyo山(最も汚染している)で16.7 t/ha,Tsukuba山(かなり汚染されている)で8.6 t/ha,およびTaga山システム(汚染が最も少ない)で5.8 t/haである。現在のところ関東地域でこれらの蓄積された元素の目に見える生態学的影響は無い。しかしながら,いくつかの元素の濃度は,米国環境保護庁により決定された生態学的土壌スクリーニングレベルに従って有害な範囲内にある。(翻訳著者抄録)
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分類 (5件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
大気汚染一般  ,  土壌汚染  ,  重金属とその化合物一般  ,  鉛とその化合物  ,  その他の汚染原因物質 

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