抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本南極地域観測隊では,毎年12月~2月にかけて40年にわたりモニタリング観測を実施している。本研究は,南極海インド洋区における生態系変動過程を明らかにするために,JARE及び豪南極局によって整備された長期変動データから,海洋環境変動と植物プランクトン及び群集組成の長期変動を捉えることを目的として実施した。その結果,100m鉛直積算したクロロフィルa濃度に数年周期の変動がみられた。さらに1999年を境に,クロロフィルa量が増大していた。空間的には極前線以南での増加傾向が顕著であった。植物プランクトン群集組成を調べた結果,羽状目ケイ藻類の増加がクロロフィルa濃度の上昇につながったと考えられる。(著者抄録)