抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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超高移動度で注目を集めるグラフェンの現状を概観し,このグラフェンをSi基板上に形成するグラフェン・オン・シリコン技術について紹介した。まず,半導体材料としてのグラフェンの現状と課題について触れた後,その工業化に対する一つの解として筆者らが提案しているグラフェン・オン・シリコン(GOS)技術について紹介した。有機シラン・ガスソースMBE法を用いてSi基板上に薄膜の3C-SiC薄膜を形成し,同薄膜を熱処理することで,数層のグラフェンをSi基板上に形成することが可能である。超薄膜(~100nm)SiC膜をSi上に形成し,表面を1200°C以上で真空中アニールすることによってSi基板上に数層のグラフェンが形成される。グラフェン・オン・シリコン(GOS)技術は,10nmノード以降の展望が見えないSi技術を新たに牽引するものとして,更なる発展が期待される。