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J-GLOBAL ID：201002259125486904   整理番号：10A0773556

イタリアの酪農食品の発酵中ミクロフローラ内のテトラサイクリンおよびエリスロマイシン耐性グラム陽性球菌の同定

Identification of tetracycline- and erythromycin-resistant Gram-positive cocci within the fermenting microflora of an Italian dairy food product

著者 (5件)： DEVIRGILIIS C. (INRAN-National Res. Inst. on Food & Nutrition, Rome, ITA) ,  BARILE S. (INRAN-National Res. Inst. on Food & Nutrition, Rome, ITA) ,  CARAVELLI A. (INRAN-National Res. Inst. on Food & Nutrition, Rome, ITA) ,  COPPOLA D. (INRAN-National Res. Inst. on Food & Nutrition, Rome, ITA) ,  PEROZZI G. (INRAN-National Res. Inst. on Food & Nutrition, Rome, ITA)
資料名： Journal of Applied Microbiology  (Journal of Applied Microbiology)
巻： 109  号： 1  ページ： 313-323  発行年： 2010年07月 
JST資料番号： A0635A  ISSN： 1364-5072  CODEN： JAMIFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： イタリアの伝統的チーズMozzarella di Bufala Campanaの製造過程に存在する抗生物質耐性菌について調べた。上記の製品から分離した555株のグラム陽性球菌について,形態学的および分子的解析をした。増幅rDNA制限解析の結果,38株が大便連鎖球菌,94株が乳酸連鎖球菌および45株がStreptococcus bovisに属した。そのうち16株の大便連鎖球菌,26株の乳酸連鎖球菌および39株のS.bovisがテトラサイクリン耐性を示した。また,17株の乳酸連鎖球菌がテトラサイクリンとエリスロマイシンの両方に対して耐性を示した。耐性株について分子的解析をした結果,テトラサイクリン耐性株はtet(M)および両抗生物質耐性株はtet(S)とerm(B)遺伝子を保持していた。また,乳酸連鎖球菌のtet(M),erm(B)およびtet(S)がプラスミド上に存在し,erm(B)とtet(S)が遺伝的連鎖をしていることが判明した。乳酸連鎖球菌のプラスミド性tet(M)のみが大便連鎖球菌へ水平移動することも判明した。

シソーラス用語： *グラム陽性菌 ,  乳製品 ,  *チーズ【食品】 ,  イタリア共和国 ,  ミクロフローラ ,  *薬物耐性 ,  耐性菌 ,  大便連鎖球菌 ,  乳酸連鎖球菌 ,  連鎖球菌属 ,  遺伝子
準シソーラス用語： テトラサイクリン耐性 ,  エリスロマイシン耐性 ,  薬剤耐性菌 ,  Streptococcus bovis ,  耐性遺伝子

分類 (3件)： 微生物生理一般  (EG03051L) ,  遺伝子の構造と化学  (EC02020U) ,  チーズ  (FJ12025C)

タイトルに関連する用語 (10件)： イタリア ,  酪農 ,  食品 ,  発酵 ,  ミクロフローラ ,  テトラサイクリン ,  エリスロマイシン ,  耐性 ,  グラム陽性球菌 ,  同定