抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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明治・大正以前の結城紬の良さを掘り起こすため,化学染料が導入される以前の結城紬染色の伝統的技法について調査したところ,やまもも等の伝統的な天然染料が用いられていたことがわかった。その後,明治時代から化学染料が導入されて,藍染めをはじめとする天然染料と併用されるようになり化学染料に置き換わっていった。やまもも等の伝統的染料のほか代表的な天然染料についても染色実験の対象とし,染料の抽出条件や,新旧の媒染剤を用いたときのそれぞれの色彩を検討した。その結果,これらの天然染料の最高抽出濃度は100-200%o.w.f.であることがわかった。媒染については,チタン媒染剤がいずれの染料においても,橙色系統の色合いを示した。(著者抄録)