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J-GLOBAL ID：201002259338256538   整理番号：10A0436031

光合成酵素を制御する:チオレドキシンとATP合成酵素

著者 (1件)： 久堀徹 (東京工大 資源化研)
資料名： 横浜市立大学論叢 自然科学系列  (Bulletin of Yokohama City University. Natural Science)
巻： 60  号： 2  ページ： 79-91  発行年： 2010年02月22日 
JST資料番号： F0430A  ISSN： 0911-7733  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 光合成反応は高さ100mのカリフォルニアのセコイアから直径数μmのシアノバクテリア,単細胞緑藻まで,光合成生物により行われ,全同化産物乾燥重量は1.7x10¹¹トン,エネルギー換算で7.5x10¹⁷kcalと見積もられている。またヒトは生まれたとき3kgで成長して60kgになったとすると15年で20倍に過ぎないが,シロイヌナズナの種子(重量約20μg)が2か月で1-2gの個体になり,その間で5-10万倍に成長することになる。これは光合成の機能がうまく調節されているためである。本論文では光合成機能が分子レベルでどのような調節を受けているかについて酸化還元調節機構の面から概観し,植物にとって光合成機能の調節の重要性を解説した。チオール酵素,カルビン-ベンソン回路,光合成生物におけるATP合成酵素の調節,ミトコンドリア膜とチラコイド膜について解説した。

シソーラス用語： *光合成 ,  *代謝調節 ,  チオール ,  酸化還元反応 ,  ミトコンドリア膜 ,  チラコイド ,  ペントースリン酸サイクル ,  リブロースビスリン酸カルボキシラーゼ ,  葉緑体 ,  チオレドキシン ,  ATPシンターゼ ,  アデニンヌクレオチド ,  リボヌクレオチド
準シソーラス用語： チラコイド膜 ,  Calvinサイクル

分類 (1件)： 物質の代謝  (EH02050Q)

物質索引 (1件)： ATP【ヌクレオチド】

タイトルに関連する用語 (3件)： 合成酵素 ,  チオレドキシン ,  ATP合成酵素