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J-GLOBAL ID：201002259649586582   整理番号：10A0664613

老齢ヒツジにおけるCSFアルブミンの上昇:CSFターンオーバーと血液CSF関門におけるアルブミン抽出との関連

Elevation of CSF albumin in old sheep: relations to CSF turnover and albumin extraction at blood-CSF barrier

著者 (3件)： CHEN Ruo-Li (King’s Coll. London, GBR) ,  CHEN Carl Pai-Chu (Chang Gung Univ. Coll. of Medicine, Taoyuan County, TWN) ,  PRESTON Jane Elizabeth (King’s Coll. London, GBR)
資料名： Journal of Neurochemistry  (Journal of Neurochemistry)
巻： 113  号： 5  ページ： 1230-1239  発行年： 2010年06月 
JST資料番号： B0504B  ISSN： 0022-3042  CODEN： JONRA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 著者等は,脳脊髄液(CSF)中のアルブミン(ALB)をヒツジにおける老化のモデル分子として捉え,CSF-CP(脈絡膜叢)の機能と加齢との関係を検索した。若齢,中齢,高齢期のヒツジの側部CPのアルブミン重量並びにALB指数は加齢に相関して増加した。高齢ヒツジでは若年サンプルに比べて,ALBのCSFALBの二次元ウェスタンブロット画像でスポットが大きく,Pro-QEmerald488染色の密度が高かった。このことは加齢に相関したALBにおける転写後修飾のあることを示唆する。CSF分泌は加齢と共に減少したが,¹²⁵I標識BSAの抽出能は加齢で変化しなかった。体温低下,モネンシン処置,ノコダゾール処置,抗TGFβ受容体II抗体,及び無標識ALBも影響がなかった。これらから著者等は,高齢ヒツジのCSFのALB上昇は,加齢と共にサイズが大きくなるCPによるCSF分泌の減少と相関していると結論した。CPにおけるALB抽出は能動的ALB取り込みよりも細胞外スペースを反映するもので,加齢では変化しなかった。

シソーラス用語： ヒツジ ,  *加齢 ,  *髄液 ,  *アルブミン ,  ターンオーバー ,  *血液脳関門 ,  老化 ,  染色 ,  サイトカイン受容体 ,  セリン/トレオニンキナーゼ ,  細胞分泌 ,  組織中濃度 ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族ケトン ,  カルバミド酸エステル ,  硫黄複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  アルコール ,  エーテル ,  カルボン酸 ,  スピロ化合物 ,  酸素複素環化合物
準シソーラス用語： TGFβ受容体 ,  加齢変化 ,  *血液髄液関門 ,  細胞外スペース ,  髄液中濃度 ,  蛋白質分泌 ,  転写後修飾

分類 (2件)： 中枢神経系  (EJ12030F) ,  生物学的機能  (EB03040U)

物質索引 (2件)： ノコダゾール ,  モネンシン

タイトルに関連する用語 (6件)： 老齢 ,  ヒツジ ,  CSF ,  アルブミン ,  ターンオーバー ,  血液