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J-GLOBAL ID:201002259963487416   整理番号:10A0564556

スペルミジン/スペルミンN1アセチルトランスフェラーゼ1(SSAT1)同時トランスフェクションによる外来遺伝子発現の抑制

Suppression of Exogenous Gene Expression by Spermidine/Spermine N1-Acetyltransferase 1 (SSAT1) Cotransfection
著者 (5件):
資料名:
巻: 285  号: 20  ページ: 15548-15556  発行年: 2010年05月14日 
JST資料番号: E0038A  ISSN: 0021-9258  CODEN: JBCHA3  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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生体ポリアミン異化酵素であるスペルミジン/スペルミンN1アセチルトランスフェラーゼ1(SSAT1)遺伝子導入による他の外来遺伝子,GFPやGFP-eIF5Aなど発現への影響を,HeLa,HEK293T細胞などで調べた。蛍光顕微鏡観察やウェスタンブロットなどにより,SSAT2や不活性変異SSAT1の発現では,外来遺伝子発現に影響はなかったが,活性SSAT1把津で他の遺伝子の発現は抑制された。この過程はプロテアーゼやリソゾーム,オートファジーなどの阻害剤では緩和せず,蛋白質分解の関与は否定された。プトレシン,スペルミジンなどのポリアミンを添加してもGFPやGFP-eIF5Aの発現は回復せず,オルニチン脱炭酸酵素阻害剤により細胞性ポリアミンを欠乏させても外来遺伝子の発現を阻害しなかった。またN(1),N(11)-bis(エチル)ノルスペルミンが細胞性ポリアミンの重篤な欠乏を起こしながらも内因性のSSAT1を誘導し,外来遺伝子の発現をブロックせず,SSAT1の影響は細胞性ポリアミンの欠乏やN(1)アセチルスペルミジンの蓄積によるものではないと結論した。SSAT1の一時的な発現はGFPの発現に影響せず,異なる基質を利用するエピソームなSSAT1の発現のみが外来性の蛋白質の発現をブロックするのであろう。転写や翻訳過程をブロックすることで外来遺伝子の発現を調節し,遺伝子操作法として有望視される。
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分類 (2件):
分類
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遺伝子操作  ,  酵素一般 

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