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J-GLOBAL ID:201002260708674227   整理番号:10A0471405

機械構造用炭素鋼の被削性に及ぼす介在物の影響

Effect of Inclusions on Machinability of Carbon Steels for Machine Structural Uses
著者 (2件):
資料名:
巻: 76  号:ページ: 557-561  発行年: 2010年05月05日 
JST資料番号: F0268B  ISSN: 1348-8716  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究では,機械構造用炭素鋼を対象に鉛やMnSの被削性改善効果について,高速切削を主眼にして,本加工で得た切りくず中の介在物の形態をエネルギー分散型X線分光法(EDX)により詳細に観察し,切削中の介在物の変形挙動を切削温度と関連づけて検討した。これにより得た主な知見を次に示した。1)鉛とMnSは,1.67m/sで切削抵抗を減少させ,鉛はさらに切りくずの分断性を高めること,2)鉛は一次せん断域に沿って極めて薄くかつ広範囲に広げられること,MnSも延伸するがその変形量は鉛ほどではないこと,3)鉛添加鋼の切りくず内部の硬さにおいて一次せん断域では,MnSのみを含む鋼種に比べて小さくなり,一方で二次せん断域では両鋼ともに硬さは大きく両者で顕著な差はないこと,4)本検討での鉛の被削性改善効果は,一次せん断域で鉛に変形が集中し,母材の歪み量すなわち,加工硬化量を小さくするものであり,その結果切削抵抗の低減や切りくずのカール径を小さくすることなど。
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分類 (2件):
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切削一般  ,  金属の機械的性質 
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