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J-GLOBAL ID:201002261727209620   整理番号:10A0508412

鉛フリーはんだ合金に用いるβ-Snの核生成時における過冷却による微細構造ならびにその場観察

Microstructure and In Situ Observations of Undercooling for Nucleation of β-Sn Relevant to Lead-Free Solder Alloys
著者 (3件):
資料名:
巻: 39  号:ページ: 273-282  発行年: 2010年03月 
JST資料番号: D0277B  ISSN: 0361-5235  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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SnおよびSn系鉛フリーはんだは凝固時に過冷却現象を呈し,その微細組織の粗大化や機械的性質の低下などを生じる。本論文では,この過冷却現象を明らかにする目的で,グラファイトおよび銅基板上で純度の異なるSnを溶融,凝固させたときの相変化や微細構造を観察,分析し,過冷却との関係を検討した。その場X線回折,光学顕微鏡観察,走査型電子顕微鏡観察,背面反射電子線回折を用いて実験を行い,次の結果を得た;グラファイト基板におけるSnの過冷却現象は純度による影響を受け,高純度Snほど過冷却温度範囲が狭い。また,凝固後に高純度Snには双晶は認められないのに対し,市販品レベルの純度のSnでは双晶が形成される。この双晶変態は冷却速度が大きいほど著しい。一方,銅基板の場合,SnはCu-Sn共晶温度(227°C)近傍で溶融し,過冷却温度範囲はグラファイト基板の場合よりも小さい。凝固後の組織は,(Sn+Cu6Sn5)共晶,初晶Snデンドライト,そして場合によっては第二結晶相から成る。これらの結果から,過冷却温度範囲が大きいほど,接合に適さないはんだ組織となることがわかった。今後の課題として,Sn合金の組成が過冷却におよぼす影響を明らかにし,はんだ付け技術の改良につなげることが挙げられる。
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
ろう付  ,  変態組織,加工組織 

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