文献

J-GLOBAL ID：201002262019030706   整理番号：10A0587620

低燃費タイヤを指向した末端変性溶液重合SBRに関する研究

Study on Solution SBR with Modified Chain End for Fuel Efficient Tire

著者 (2件)： 曽根卓男 (JSR) ,  湯淺毅 (JSR)
資料名： 日本ゴム協会誌  (Journal of the Society of Rubber Science and Technology, Japan)
巻： 83  号： 4  ページ： 103-108  発行年： 2010年04月15日 
JST資料番号： G0157A  ISSN： 0029-022X  CODEN： NGOKAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 最近,筆者らは1級アミノ基とアルコキシシリル基を片末端に隣接して結合させた末端変性溶液重合SBR(S-SBR)がシリカ充填SBRのヒステリシス損低減に特に有効であることを見出した。本総説では,未変性S-SBR,1官能変性S-SBR,アミノ基とアルコキシシリル基を異なる末端に結合させたもの,及び両官能基を同一末端に隣接して結合させたものの特性を紹介した。また,TEMと超小角X線散乱を用いて調べた末端変性S-SBR配合物中のシリカの分散状態と凝集構造を紹介した。ヒステリシス損の低い配合物ではシリカは微細な凝集体として分散していること,また,これらの結果がPayne効果のデータと整合することを示した。

シソーラス用語： *SBR【ゴム】 ,  溶液重合 ,  末端基 ,  アミノ基 ,  分子構造 ,  *ヒステリシス損 ,  状態 ,  凝集体 ,  微細構造 ,  効果 ,  小角X線散乱 ,  加硫ゴム ,  二酸化ケイ素
準シソーラス用語： シリカ ,  アルコキシシリル基 ,  分散状態 ,  Payne効果 ,  超小角X線散乱

分類 (2件)： 高分子固体の構造と形態学  (CG02022M) ,  物理的性質一般  (YH02021U)

引用文献 (14件)：

• 1) Tsutsumi, F.; Sakakibara, M.; Ohshima, N.: Rubber Chem. Technol., 63, 8 (1990)
• 2) Saitou, A.: Nippon Gomu Kyokaishi, 71, 315 (1998)
• 3) Nagata, N.; Kubatake, T.; Watanabe, H.; Ueda, A.; Yoshioka, A.: Rubber Chem. Technol., 60, 837 (1987)
• 4) Ozawa, Y.: Kobunshi, 54, 754 (2005)
• 5) Ozawa, T.; Akutagawa, K.; Yanagisawa, K.; Hirata, Y.: Nippon Gomu Kyokaishi, 77, 219 (2004)

タイトルに関連する用語 (5件)： 低燃費 ,  タイヤ ,  変性 ,  溶液重合SBR ,  研究