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J-GLOBAL ID：201002262343216642   整理番号：10A1541745

ゼブラフィッシュの卵巣発育,精子形成および腫瘍発生におけるbrca2

brca2 in zebrafish ovarian development, spermatogenesis, and tumorigenesis

著者 (7件)： SHIVE Heather R. (National Inst. Health, MD) ,  WEST Robert R. (National Inst. Health, MD) ,  EMBREE Lisa J. (National Inst. Health, MD) ,  AZUMA Mizuki (Univ. Kansas, KS) ,  SOOD Raman (National Inst. Health, MD) ,  LIU Paul (National Inst. Health, MD) ,  HICKSTEIN Dennis D. (National Inst. Health, MD)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 107  号： 45  ページ： 19350-19355  発行年： 2010年11月09日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヒトにおけるBrca2遺伝子の変異が,どのような機構で乳癌や卵巣癌の発症リスクを高めるかをゼブラフィッシュをモデルにして研究した。Brca2遺伝子のエキソン11にナンセンス変異をもつホモ接合体のゼブラフィッシュを作成したところ,成魚にまで育った。しかし,卵巣の発育は不全であり,精子形成が減数分裂の途中で停止した不妊オスとして生育した。ホモ接合のtp53変異によって卵巣の発育は正常化した。また,Brca2変異ゼブラフィッシュは精巣腫瘍を発症した。多くの組織での腫瘍発生は,tp53変異により促進された。これらの結果はBrca2遺伝子が生殖組織における卵巣発育と腫瘍発生に重要な役割をもつことを示唆した。

シソーラス用語： ゼブラフィッシュ ,  卵巣 ,  *精子形成 ,  *癌抑制遺伝子 ,  ナンセンス突然変異 ,  p53タンパク質 ,  細胞生理 ,  腫瘤形成
準シソーラス用語： 腫瘤形成【tumorigenesis】 ,  腫瘍形成 ,  *BRCA2遺伝子 ,  TP53 ,  細胞生存性

分類 (1件)： 細胞構成体の機能  (EF03060C)

タイトルに関連する用語 (5件)： ゼブラフィッシュ ,  卵巣発育 ,  精子形成 ,  腫瘍発生 ,  BRCA2