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J-GLOBAL ID:201002262370825413   整理番号:10A0451441

亜臨界水条件の下での米ぬかバイオマスからのフェノール性化合物の製造

Production of phenolic compounds from rice bran biomass under subcritical water conditions
著者 (4件):
資料名:
巻: 160  号:ページ: 259-266  発行年: 2010年05月15日 
JST資料番号: D0723A  ISSN: 1385-8947  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本報告は,フェノール性化合物を他の有用な物質と共に得ることに関連して,米ぬかの加水分解及び分解に用いるグリーンなかつ環境に優しい処理媒体として,亜臨界水の応用を研究した。実験は回分式ステンレス鋼反応器中で,100から360°C範囲の異なる温度で,滞留時間10分の下で行った。また,滞留時間の影響を220°Cの下で30分まで研究した。亜臨界水処理後,フェノール性化合物の個々の濃度,全フェノール性成分含有量,抗酸化剤活性,全可溶性糖類,pH,及び電気伝導度を,固体残留物と共に評価した。11種のフェノール性化合物を米ぬかの分解物から同定した:カフェイン酸,フェルラ酸,没食子酸,ゲンチジン酸,クマリン酸,p-ヒドロキシ安息香酸,プロトカテク酸,シナピン酸,シリンギン酸,バニリン酸及びバニリン。その結果,全フェノール性化合物含有量及び抗酸化活性は温度に伴い増加した。また,それらは15分までの滞留時間に伴い急速に増加した。また,最適条件の下において,水溶液中にかなりの量の糖類(ほぼ215グルコース当量mg/g乾燥物質)を確認した。これは,亜臨界水がまた短い滞留時間の利用で,水可溶性糖類へのこのバイオマスの可水分解用に有望な処理溶媒であることを立証した。酸性官能基を持つフェノール性化合物及び他の有機化合物の製造への,米ぬかの加水分解に起因する溶液のpHの変化は,亜臨界水処理の間に自己触媒が生じた可能性のあることを示唆した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
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農業廃棄物の利用  ,  反応操作(単位反応)  ,  芳香族単環フェノール類・多価フェノール  ,  芳香族単環カルボン酸・ペルオキシカルボン酸・チオカルボン酸 
物質索引 (11件):
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