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J-GLOBAL ID：201002262583794112   整理番号：10A1376461

環境経済効果に基づいた浄水汚泥と砂質土の混合利用

MIXING UTILIZATION OF DRINKING WATER SLUDGE AND SANDY SOIL BASED ON ENVIRONMENTAL AND ECONOMICAL EFFECTS

著者 (6件)： 渡邊保貴 (茨城大学大学院 理工学研究科 日本学術振興会特別研究員DC) ,  小峯秀雄 (茨城大学 工学部都市システム工学科) ,  安原一哉 (茨城大学 地球変動適応科学研究機関(ICAS)産官学連携研究員) ,  村上哲 (茨城大学 工学部都市システム工学科) ,  ベジェヒョン (元茨城大学大学院 理工学研究科) ,  豊田和弘 (茨城県日立市企業局 上下水道局)
資料名： 土木学会論文集 C(Web)
巻： 66  号： 4  ページ： 788-799 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： U0104A  ISSN： 1880-604X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 水道事業から排出される浄水汚泥を道路構成材料として有効利用する上で,浄水汚泥の排出量が少量であることから一般の土質材料と混合して利用することが検討されている.しかしながら,こうした混合利用の効果は力学的側面から検討されることが多く,環境負荷低減の側面からは十分に検討されていない.本研究では,最終処分量の削減や天然資材の保全の観点から浄水汚泥の環境価格を定義し,浄水汚泥を砂質土と混合利用したときの環境負荷低減効果を貨幣価値に換算した.その結果,浄水汚泥の混合利用は必ずしも環境負荷低減に結びつかず,浄水汚泥を単体で利用することが最も望ましいこと,そして,浄水汚泥を混合する場合には,混合する天然資材の量を減少させることが重要であることを示した.(著者抄録)

シソーラス用語： 砂質土 ,  *環境影響 ,  経済 ,  道路建設 ,  *建設材料 ,  調合 ,  利用 ,  資源再生 ,  *浄水汚泥
準シソーラス用語： *浄水スラッジ ,  環境経済 ,  有効利用

分類 (1件)： 資源回収利用  (SC05060V)

引用文献 (17件)：

• 1) 厚生労働省:平成15年度水道事業環境対策手引書3-4資源循環, pp.26-27,2002.
• 2) 厚生労働省:第4回水道ビジョン検討会,資料6. 水道事業に係わる環境対策, 2003.
• 3) 厚生労働省:第7回水道ビジョンフォローアップ検討会,参考資料3. 水道ビジョンの主要施策と今後の課題,2008.
• 4) 古河幸雄,曾津大三,藤田龍之:浄水汚泥の地盤材料への利用に関する研究,土木学会論文集 C,Vol.62,No.1,pp.67-78,2006.
• 5) 小林啓二,中村隆浩,関口高志,柴田靖,松山康二,小柳津倫生,工藤稔:浄水場発生土を有効利用した法面緑化工法の開発,第8回環境地盤工学シンポジウム発表論文集,pp.223-226,2009.

タイトルに関連する用語 (4件)： 環境 ,  経済効果 ,  浄水汚泥 ,  砂質土