抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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産業排水はその業種によって,排水の量や成分,濃度が大きく異なり,処理すべき対象も重金属から有機物まで多岐にわたる。このような産業排水を処理するためには,多くの場合複数の処理方法を適宜組み合わせることで,最適な処理システムを構築する必要がある。低炭素社会形成へ向けて産業排水処理施設の省エネルギー化,温室効果ガスの削減を推進するためには,まず発生源対策,排水の分別系統化,排水の性状に応じた処理方法の選定によって,排水処理施設の規模をできるだけ小型化することを検討すべきである。また,設置後に実際の負荷状況に応じた適切な運転管理を行なうことも重要となる。さらに,今後は,現行の処理法よりもエネルギー消費量の少ない処理方法や装置の実用化,適用範囲の拡大を図ることが重要である。(著者抄録)