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J-GLOBAL ID:201002263592693392   整理番号:10A0193322

反復性低酸素が誘発した糖尿病マウスの左心室リモデリングにおいて,オルメサルタンとニフェジピンの有効性

Efficacy of olmesartan and nifedipine on recurrent hypoxia-induced left ventricular remodeling in diabetic mice
著者 (12件):
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巻: 86  号: 9-10  ページ: 322-330  発行年: 2010年02月27日 
JST資料番号: B0699B  ISSN: 0024-3205  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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目的:反復性低酸素が原因とする睡眠時無呼吸症候群が心血管イベント,特に糖尿病患者に結び付けるが,明確なメカニズムには議論の余地が残されている。以前,著者らはアンジオテンシンII受容体遮断薬が低酸素によって誘発した左心室リモデリングを改善できたことを報告した。本研究の目的は,反復性低酸素環境に暴露された糖尿病マウスの左心室リモデリングにおいて,アンジオテンシンII受容体遮断薬とカルシウムチャネル遮断薬の併用療法の治療効果を検討することとした。主な方法:db/dbマウス(オス,8週齢)と週齢整合をコントロールされたdb/+マウスにウエスタンダイエット食を提供し,反復性低酸素状態(酸素10±0.5%,昼間の8時間/日)或いは酸素正常状態下で3週間飼育した。低酸素状態下でのdb/dbマウスが溶媒,オルメサルタン(3mg/kg/日),ニフェジピン(10mg/kg/日),或いは両者併用で治療した。主な知見:反復性低酸素状態が左心室心筋の心筋細胞肥大,間質性線維症,及び酸化ストレスマーカーである4-ヒドロキシノネナール(4-HNE)の明らかな上昇を引き起こした。オルメサルタン,ニフェジピン,或いは両者併用は,収縮期血圧に影響を与えなかった。また,各治療法は類似な4-HNE発現の抑制作用を得られた。オルメサルタン治療,およびオルメサルタンとニフェジピンの併用療法はニフェジピン単独投与より心筋細胞肥大を顕著に予防できた。一方,オルメサルタンとニフェジピンの併用療法は左心室心筋細胞におけるサイトカイン発現量,スーパーオキシド産生とマトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)-9活性を有意に減少させ,間質性線維症を有意に抑制した。意義:反復性低酸素環境に暴露された糖尿病マウスにおいて,オルメサルタン単独療法と同様に,オルメサルタンとニフェジピンの併用療法は好ましい心臓保護作用を発揮した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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循環系の基礎医学  ,  心臓作用薬の基礎研究 

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