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J-GLOBAL ID：201002263760904507   整理番号：10A0233072

残響音場の音声了解度に対応する物理指標の提案

著者 (1件)： 翁長博 (近畿大 理工)
資料名： 日本音響学会誌  (Journal of the Acoustical Society of Japan)
巻： 66  号： 3  ページ： 97-104  発行年： 2010年03月01日 
JST資料番号： G0162A  ISSN： 0369-4232  CODEN： NIOGAH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 残響音場の音声明瞭度・了解度を評価できる指標としてSTIはじめいくつかの尺度が提案され広く用いられているが,そのいずれも残響音場における了解度と十分な精度で対応しているとは言えない。残響音場の了解度と対応する物理指標に関して検討を行い,新指標UDP(useful-to-detrimental ratio by pulse)を提案した。UDPは音声を想定したパルスに対する応答波形から了解度に対する有用成分と有害成分のエネルギー比を評価するもので,STI,D値,C値,時間重心t_sなど一般に広く用いられている指標では音声了解度との対応が悪くなる直接音/残響音比が低い音場においても了解度とよく対応することを示した。(著者抄録)

シソーラス用語： *残響 ,  音場 ,  明瞭度 ,  指標 ,  *了解度 ,  *建築音響 ,  インパルス応答 ,  シミュレーション
準シソーラス用語： *音声了解度

分類 (1件)： 建築音響  (BB03080J)

引用文献 (14件)：

• VON THIELE, R. Richtungsverteilung und Zeitforge der Schallruckwurfe in Raumen. Acustica. 1953, 3, 291-302
• LOCHNER, J. P. A. The intelligibility of speech under reverberant conditions. Acustica. 1961, 11, 195-200
• REICHARDT, W. Definition und Messgrundlage eines objektiven Masses zur Ermittlung der Grenze zwischen brauchbarer und unbrauchbarer Durchsichtigkeit bei Musikdarbietung. Acustica. 1975, 32, 126-137
• CREMER, L. Princeples and Applications of Room Acoustics. 1982, 1
• STEENEKEN, H. J. M. A physical method for measuring speech-transmission quality. J. Acoust. Soc. Am. 1980, 67, 318-326

タイトルに関連する用語 (6件)： 残響 ,  音場 ,  音声了解度 ,  物理 ,  指標 ,  提案