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J-GLOBAL ID：201002264057184388   整理番号：10A0814314

有機電界効果トランジスタにおける界面電荷伝播としての電荷輸送:Maxwell-Wagner効果モデルと伝送線路近似

The Charge Transport in Organic Field-Effect Transistor as an Interface Charge Propagation: The Maxwell-Wagner Effect Model and Transmission Line Approximation

著者 (5件)： WEIS Martin (Tokyo Inst. Technol., Tokyo, JPN) ,  LIN Jack (Tokyo Inst. Technol., Tokyo, JPN) ,  TAGUCHI Dai (Tokyo Inst. Technol., Tokyo, JPN) ,  MANAKA Takaaki (Tokyo Inst. Technol., Tokyo, JPN) ,  IWAMOTO Mitsumasa (Tokyo Inst. Technol., Tokyo, JPN)
資料名： Japanese Journal of Applied Physics  (Japanese Journal of Applied Physics)
巻： 49  号： 7,Issue 1  ページ： 071603.1-071603.8  発行年： 2010年07月25日 
JST資料番号： G0520B  ISSN： 0021-4922  CODEN： JJAPB6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ペンタセンを基本とする有機電界効果トランジスタチャンネル(OFET)における電場移動を解析し,時間分解顕微光第二次高調波発生法を用いた表示によって,注入されたキャリアの伝播を解析した。三電極システムにおけるペンタセンとゲート絶縁体界面を伝播する蓄積された電荷は,二電極システムの電場内におけるドリフトとは明らかに異なることが分かった。注入されたキャリアの伝播をMaxwell-Wagner効果モデルと伝送線路近似に基づいて評価した。その結果,界面に蓄積した電荷がOFETの電荷輸送に大きな寄与をすることが分かった。過渡的な状態に関して提案されたモデルは,一般的に用いられるインピーダンス分光モデルの制限を越え,小信号解析の延長線上にある。移動度と輸送時間の間で見出された関係は,飛行時間法(TOF),あるいはTRM-SHGのようなOFETの輸送時間に敏感な実験の解析に有用である。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 誘電緩和 ,  *FET【トランジスタ】 ,  表面電荷 ,  界面 ,  電気伝導 ,  伝送線路 ,  近似法 ,  計測 ,  第二高調波発生 ,  キャリア注入 ,  スペクトロスコピー ,  キャリア移動度 ,  飛行時間法 ,  ポリアセン
準シソーラス用語： Maxwell-Wagner効果 ,  *有機FET ,  電荷輸送 ,  時間分解法 ,  インピーダンス分光法

分類 (1件)： トランジスタ  (NC03070N)

物質索引 (1件)： ペンタセン

引用文献 (33件)：

• H. E. Katz: J. Mater. Chem.7(1997)369.
• H. E. Katz: Chem. Mater.16(2004)4748.
• H. Sirringhaus: Adv. Mater.17(2005)2411.
• M. Mas-Torrent and C. Rovira: Chem. Soc. Rev.37(2008)827.
• L. Bürgi, T. J. Richards, R. H. Friend, and H. Sirringhaus: J. Appl. Phys.94(2003)6129.

タイトルに関連する用語 (8件)： 有機電界効果トランジスタ ,  界面電荷 ,  伝播 ,  電荷輸送 ,  Maxwell-Wagner効果 ,  モデル ,  伝送線路 ,  近似