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J-GLOBAL ID：201002264162654470   整理番号：10A1025949

地磁気センサを使った高精度測位技術

著者 (4件)： 森信一郎 (富士通研) ,  奥山鏡子 (富士通研) ,  峰野博史 (静岡大 情報) ,  水野忠則 (静岡大 創造科学技術大学院)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 D  (IEICE Transactions on Information and Systems (Japanese Edition))
巻： J93-D  号： 10  ページ： 1894-1902  発行年： 2010年10月01日 
JST資料番号： S0757C  ISSN： 1880-4535  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,携帯電話にGPSの搭載が進むにつれ,携帯電話の歩行履歴情報を使ったサービスが増加している。しかし,歩行履歴の取得にはGPSの常時測位が必要であるのに対し,まだ十分な消費電力削減が実現できていない。GPSを間欠動作させて消費電力を削減し,加速度センサによる歩数計と地磁気センサによる方位計を使って,GPSによる間欠測位の間を補間する研究もあるが,携帯電話内の金属が帯磁し,方位情報に誤差が加算される問題があった。そこで,方位計の情報から直線状の歩行形状をとらえ,間欠に測位したGPSの位置情報を使って補正し,携帯電話の帯磁の影響を小さくするアルゴリズムを考案した。実証実験を行ったところ,GPSと同等の測位精度で消費電力が最大で90%削減できることが分かった。(著者抄録)

シソーラス用語： *位置決め ,  *センサ ,  地磁気 ,  位置情報 ,  *携帯電話 ,  歩行 ,  消費電力 ,  速度センサ ,  *内挿法 ,  *GPS
準シソーラス用語： *GPS【位置決め】 ,  *測位 ,  *地磁気センサ ,  加速度センサ

分類 (2件)： 移動通信  (ND08030H) ,  その他の通信応用  (ND15000K)

引用文献 (12件)：

• NTTドコモ, 報道発表資料: 位置情報を活用したターゲティング情報配信ASPサービス「次ナビ」を提供開始, NTTドコモ (オンライン), 入手先<http=//www.nttdocomo.co.jp/info/news-release/page/090330-01.html> (参照2009-3-30).
• 興椙正克, 蔵田武志, “組み込み型GPS・自蔵式センサシステムによる屋内外歩行者ナビ,”信学技報, vol.106, no.73, pp. 75-80, May 2006.
• 李 欣沫, 間瀬憲一, 阿達 透, 大沢達哉, 中野敬介, 仙石正和, 日高裕敏, 品川準輝, 小林岳彦, “GPS, 歩数計及び方位計を用いた歩行者移動経路追跡法,”信学論 (B), vol. J84-B, no.12, pp. 2254-2263, Dec.2001
• 加治 充, 原 隆浩, 西尾章治郎, “無線LANによる位置推定のためのオンライン生成可能な電波環境地図とその特性,”情処学論, vol.50, no.1, pp51-63, Jan.2009.
• 興椙正克, 酒田信親, 大隈隆史, 蔵田武志, “屋内外歩行者ナビのためのデッドレコニング/GPS/RFIDを統合した組み込み型パーソナルポジショニングシステム,”信学技報, vol.106, no.234, pp. 109-114, Sept, 2006.

タイトルに関連する用語 (2件)： 地磁気センサ ,  測位