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J-GLOBAL ID:201002264258014456   整理番号:10A0309374

IgG1モノクローナル抗体中の分解過程の限定分解と弱陽イオン交換HPLCによる研究

Investigation of degradation processes in IgG1 monoclonal antibodies by limited proteolysis coupled with weak cation-exchange HPLC
著者 (9件):
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巻: 878  号: 11-12  ページ: 868-876  発行年: 2010年04月01日 
JST資料番号: W0571A  ISSN: 1570-0232  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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モノクローナル抗体(mAbs)の限定分解によって生じる抗原結合性フラグメント(Fab)と結晶可能フラグメント(FC)ドメインの新規陽イオン交換高速液体クロマトグラフィーによる分離法を開発した。本試験は,種々の免疫グロブリン(IgG1)分子が関わる複雑な分解過程の研究に適していることが分った。mAbsの特異領域に対する共有結合の分解が,Lys-Cとパパインによって促進され,独特のプロテアーゼ依存性溶出時間を持つFabとFcフラグメントが生じた。特に,本法は加速保存条件下での塩の存在下で形成される蛋白質変異体の特性化に有用である。保存中に堆積する2種のイソ型がFab-関連化学種として質量分析を用いずに容易に同定された。これらは,相補性決定領域(CDRs)とその付近での修飾に起因して低下した生物活性を示した。本試験の有用性をmAb含有物中の光誘導分解の特性化研究でさらに示した。この場合,光暴露によって生じる新規のFab-関連化学種が観察された。この化学種は,非修飾Fabからよく分離され,直接の高純度分画を可能にする。その後の質量分析から,免疫グロブリン重鎖のCDR2に関連するヒスチジン関連分解物が同定された。また,非共有結合性IgG1の2量体の構造組織化の評価に本法を応用した。Fab-Fabコンプレックスに対応する新規化学種を見出した。このことは,Fabドメイン間の相互作用が2量体化の原因であることを意味する。本研究で示したデータは,本陽イオン交換HPLC法のIgG1 mAbs中の非共有結合性,及び共有結合性分解の幅広い研究への適合性を明示する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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有機化合物のクロマトグラフィー,電気泳動分析  ,  代謝一般 
引用文献 (30件):
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