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J-GLOBAL ID:201002264321531725   整理番号:10A0187544

大型成形体作製を指向したゲルキャスティング用スラリーの調製

Preparation of Gel-casting Slurry to Fabricate Large Scale Green Body
著者 (3件):
資料名:
巻: 47  号:ページ: 85-91  発行年: 2010年02月10日 
JST資料番号: S0129A  ISSN: 0386-6157  CODEN: FKKADA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究では,粒度配合により充填特性に優れた粉体を調製し,濃度均一性が得られやすい高濃度スラリーを用いて,大粒径粉体のゲルキャスト成形を行った。小粒径粉体を配合することによりスラリー粘性の上昇が懸念されるため,粉体充填特性と粘性の関係を調査し,適度な配合条件を決定した。そして,硬化速度の制御によりスラリー中の粉体濃度勾配が生じる前にスラリーその場固化過程を完了させ,粒子沈降の影響を排除することについて検討を行った。大型成形体の作製に有利な,大粒径粉体を用いてゲルキャストプロセスによる均一性に優れた成形体の作製について検討を行った。この際,硬化時間30分の条件では,粒子沈降により生じたスラリー中の濃度偏析により,湿潤成形体中において粉体密度差が生じ,成形体上下部で収縮差が生じた。一方で,熱ラジカル発生剤を用いて硬化時間を10分に短縮することにより,均一粉体密度分布を持つ成形体を得られた。これにより,粒子沈降によるスラリー中濃度勾配が生じる前に,ゲルキャスト硬化反応を完了することで,粒子沈降の影響を排除し,大粒径粉体においても均一な粉体密度分布を持つ成形体が得られることが示された。
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分類 (2件):
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セラミック・陶磁器の製造  ,  固体の製造・処理一般 
引用文献 (12件):
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