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J-GLOBAL ID：201002264771170862   整理番号：10A0925594

白色腐朽菌Phanerochaete sordida YK624によるジクロフェナックとメフェナム酸の除去および菌体内変換後の代謝産物の同定

Removal of diclofenac and mefenamic acid by the white rot fungus Phanerochaete sordida YK-624 and identification of their metabolites after fungal transformation

著者 (4件)： HATA Takayuki (Shizuoka Univ., Shizuoka, JPN) ,  KAWAI Shingo (Shizuoka Univ., Shizuoka, JPN) ,  OKAMURA Hideo (Kobe Univ., Kobe, JPN) ,  NISHIDA Tomoaki (Shizuoka Univ., Shizuoka, JPN)
資料名： Biodegradation  (Biodegradation)
巻： 21  号： 5  ページ： 681-689  発行年： 2010年09月 
JST資料番号： W0249A  ISSN： 0923-9820  CODEN： BIODEG  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 下水処理水中に残留する痕跡量の薬物成分による影響が懸念されている。これに対する菌類を用いた除去処理法について検討を行った。ジクロフェナック(DCF)とメフェナム酸(MFA)を対象として白色腐朽菌P.sordida YK624による分解処理実験を行った。処理時間6日後における薬物動態を調べたところ,DCFは完全に,MFAは90%減少している事が判明した。処理後に甲殻類を用いたバイオアッセイを行ったところ,毒性が完全に消失していることが判明した。分解処理後の代謝産物について同定を行い,DCF,MFA夫々についてヒドロキシル化産物が確認され,P.sordida YK624産生酵素的に薬物が解毒されることが推測できた。

シソーラス用語： 廃水処理 ,  *薬物 ,  痕跡量成分 ,  木材腐朽菌 ,  *Phanerochaete ,  微生物分解 ,  毒性試験 ,  酵素的分解 ,  芳香族アミン ,  芳香族塩素化合物 ,  アミノカルボン酸 ,  第二アミン ,  芳香族カルボン酸 ,  ヒドロキシ化 ,  白色腐朽菌 ,  *Phanerochaete sordida ,  *微生物
準シソーラス用語： ヒドロキシル化

分類 (1件)： 代謝と栄養  (EG03054K)

物質索引 (2件)： ジクロフェナック ,  メフェナム酸

タイトルに関連する用語 (8件)： 白色腐朽菌 ,  Phanerochaete ,  ジクロフェナック ,  メフェナム酸 ,  菌 ,  体内変換 ,  代謝産物 ,  同定