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J-GLOBAL ID：201002264878855132   整理番号：10A0873438

好酸球ペルオキシダーゼで触媒される亜硫酸の酸化で起こる蛋白質ラジオルの形成

Protein Radical Formation Resulting from Eosinophil Peroxidase-catalyzed Oxidation of Sulfite

著者 (7件)： RANGUELOVA Kalina (National Inst. Health, North Carolina) ,  CHATTERJEE Saurabh (National Inst. Health, North Carolina) ,  EHRENSHAFT Marilyn (National Inst. Health, North Carolina) ,  RAMIREZ Dario C. (Oklahoma Medical Res. Foundation, Oklahoma) ,  SUMMERS Fiona A. (National Inst. Health, North Carolina) ,  KADIISKA Maria B. (National Inst. Health, North Carolina) ,  MASON Ronald P. (National Inst. Health, North Carolina)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 285  号： 31  ページ： 24195-24205  発行年： 2010年07月30日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 好酸球ペルオキシダーゼ(EPO)による蛋白質の酸化を解析した。EPOはH₂O₂を用いて重亜硫酸を酸化して硫酸アニオンラジカルにした。これらのラジカルは蛋白質を酸化してラジカル化した。免疫スピン捕獲と共焦点顕微鏡により,EPO/H₂O₂が精製酵素系と好酸球前駆細胞HL60細胞クローン15で蛋白質を酸化する様子を観察すると,蛋白質のフリーラジカルにスピン捕獲DMPOが共有結合するのを抗体で検出できた。EPO/H₂O₂による亜硫酸酸化がヒト血清アルブミンをDMPOスピン捕獲させたが,EPO自身のDMPO化の程度は低かった。したがって,EPOはH₂O₂を用いて重亜硫酸を酸化し,そのとき形成される活性硫黄ラジカルで蛋白質を酸化することがわかり,このことが重亜硫酸で悪化する好酸球性炎症性疾患での組織傷害に関係すると推測された。

シソーラス用語： *ペルオキシダーゼ ,  過酸化水素 ,  ラジカル反応 ,  血清アルブミン ,  ヒト ,  亜硫酸 ,  亜硫酸水素塩 ,  HL60細胞 ,  翻訳後修飾 ,  ESR【磁気共鳴】 ,  スピントラップ ,  *高分子ラジカル ,  スーパーオキシドアニオンラジカル ,  *化学修飾 ,  好酸球増加症 ,  窒素複素環化合物
準シソーラス用語： ヒト血清アルブミン ,  好酸球性炎症 ,  *好酸球ペルオキシダーゼ ,  *蛋白質修飾

分類 (2件)： 酵素一般  (EB09010D) ,  免疫性疾患・アレルギー性疾患一般  (GD04010C)

物質索引 (1件)： DMPO

タイトルに関連する用語 (5件)： 好酸球ペルオキシダーゼ ,  触媒 ,  亜硫酸 ,  酸化 ,  蛋白質