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J-GLOBAL ID:201002265095764670   整理番号:10A1153780

自己直交折り畳み符号のための多重ステージしきい値復号化

Multi-Stage Threshold Decoding for Self-Orthogonal Convolutional Codes
著者 (3件):
資料名:
巻: E93-A  号: 11  ページ: 1932-1941  発行年: 2010年11月01日 
JST資料番号: F0699C  ISSN: 0916-8508  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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本論文では,MTD-DR(多重ステージしきい値分離-差分レジスタ)と称する最小複素,高速復号法を記述した。DR(差分レジスタ)と呼ぶ特別シフトレジスタを備えた従来型しきい値復号器によりMTD-DRの各ステージを形成した。各情報ビット反転後,DRによりハードおよびソフト復号それぞれのための受信語と復号化符号語間のHammingおよびユークリッド距離の短縮化を支援した。しかし,本論文におけるSOCC(自己直交折り畳み符号)タイプ1を備えたMTD-DRは符号化器におけるタップ接続パターンに依存する不可避誤りグループをつくり,誤り性能を抑制した。本研究では,誤りグループを遮断できる一クラスのSOCCタイプ2を導入し,その結果MTD-DRにより良好な誤り対抗性能をもたらすことができた。より短い符号(符号長=4200)に対し,ハードおよびソフト復号MTD-DRによりBER(ビット誤り率)10-5におけるAWGN(付加白色Gauss雑音)チャネルにおいてそれぞれ4.7dBおよび6.5dBの符号化利得を得ることができた。これに加え,より長い符号(符号長=80000)に対するハードおよびソフト復号MTD-DRにより同一条件下でそれぞれ5.3dBおよび7.1dB符号化利得を得た。ハードおよびソフト復号MTD-DRでは,高いEb/N0領域における誤フロアリングを対策することができた。MTD-DRの全体的誤り性能改善のため,本論文ではソフト復号MTD-DRによるパリティチェック符号連接を提案した。(翻訳著者抄録)
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