文献

J-GLOBAL ID：201002265425512052   整理番号：10A0912641

故障の伝達と通信の遅れを考慮した他励式超長距離直流送電モデルの構築

Development of Model of Ultra Long Distance HVDC Transmission Line with Line-Commutated Converter Considering Transmission Failure and Communication Delay

著者 (5件)： 田中甫 (筑波大) ,  石川本雄 (筑波大) ,  菊間俊明 (電力中研) ,  宜保直樹 (電力中研) ,  竹中清 (電力計算セ)
資料名： 電気学会新エネルギー・環境研究会資料  (電気学会研究会資料)
巻： FTE-10  号： 29-30.32-40  ページ： 33-38  発行年： 2010年08月26日 
JST資料番号： Z0969A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 他励式超長距離直流送電モデルを構築し,それに対して過渡応答計算をおこない,故障伝達と通信の遅れが超長距離直流送電に及ぼす影響を検討した。筆者らは,海外の豊富な再生可能エネルギーを電力として日本に輸入することを提案し,ロシアのTugurskとYakutskから関東地方,関西地方まで各々2500km,4000kmを直流送電で結ぶモデルを考えている。超長距離直流送電では,故障の伝達と通信の遅れを考慮しなけらば,過渡時の物理特性を正確に模擬できない。本稿では,直流線路部分を分布定数回路でモデル化し,故障の伝達を模擬した。また交直流変換器間の光ファイバによる通信をモデル化し,通信の遅れを模擬した。そして,故障の伝達と通信の遅れを考慮した他励式超長距離直流送電モデルを構築した。系統解析には汎用回路解析プログラムのATP-EMTPを用いた。解析結果から得られた知見を提示した。

シソーラス用語： *直流送電 ,  信号伝送 ,  再生エネルギー ,  過渡応答 ,  *過渡解析 ,  地絡 ,  電気故障 ,  遅れ
準シソーラス用語： 再生可能エネルギー ,  地絡故障 ,  長距離伝送 ,  通信遅延

分類 (1件)： 送電  (NB05030G)

引用文献 (5件)：

• S. Honda, M. Ishikawa, N. Gibo, K. Takenaka: “Study of Effects of Self-commutated Converter on Ultra Long HVDC Transmission Line”, Paper No. O-168, CD-ROM, ICEE2008(2008)
• M.Szechtman, T.Wess, C.V.Thino:”First benchmark model for HVDC control studies”, Electra no.135, pp55-73, April, 1991
• G.Sarcinelli Luz,N.Felippe de Silva,”First benchmark model for HVDC controls in ATP program”, presented at X Symposium of specialists in electric operational and expansion planning, Florianóplis (SC), Brasil. May, 2006
• 道上 勉:「送電・配電」, 電気学会 (2004)
• 町田 武彦:「直流送電工学」, 電機大学出版局 (1999)

タイトルに関連する用語 (7件)： 故障 ,  遅れ ,  他励 ,  長距離 ,  直流送電 ,  モデル ,  構築