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J-GLOBAL ID：201002265622989189   整理番号：10A0150798

分子モーターで駆動した多糖類ベースのコンテナ輸送系

A Polysaccharide-Based Container Transportation System Powered by Molecular Motors

著者 (11件)： TSUCHIYA Youichi (RIKEN, Wako, JPN) ,  KOMORI Tomotaka (Osaka Univ., Suita, JPN) ,  HIRANO Minako (Osaka Univ., Suita, JPN) ,  SHIRAKI Tomohiro (Inst. of Systems, Information Technol. and Nanotechnologies (ISIT), Fukuoka, JPN) ,  KAKUGO Akira (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  IDE Toru (Osaka Univ., Suita, JPN) ,  GONG Jian-Ping (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  YAMADA Sunao (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  YANAGIDA Toshio (Osaka Univ., Suita, JPN) ,  SHINKAI Seiji (Inst. of Systems, Information Technol. and Nanotechnologies (ISIT), Fukuoka, JPN) ,  SHINKAI Seiji (Sojo Univ., Kumamoto, JPN)
資料名： Angewandte Chemie. International Edition  (Angewandte Chemie. International Edition)
巻： 49  号： 4  ページ： 724-727  発行年： 2010年 
JST資料番号： H0127B  ISSN： 1433-7851  CODEN： ACIEAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 生物学的モータで駆動する初めてのコンテナ輸送系を報告した。この系において,カーゴを保持できる多糖類ベースコンテナにミオシンを結合した。多糖類はカーボンナノチューブ及びDNAなどの種々のカーゴと錯体を形成できるので,この新しいコンテナ輸送系は,遺伝子療法など医学関連手法を含めて,人工細胞内輸送系の適用性を拡張すると期待される。カーゴとして単層カーボンナノチューブ(SWNT)を選び,これらをコンテナのテルピリジン修飾多糖類(TPySPG)で包んだ。TPySPG上のテルピリジン部分は金属配位により蛋白質をナノ材料に錯化することができる。車輪として青色蛍光蛋白質で標識化したHisタグ化ミオシン-VI(GFP-ミオシン-VI-His₆)を用いた。全内部反射蛍光顕微鏡観察から,単頭ミオシン-VI単独は運動しないが,ミオシン-VIを被覆したTPySPG/SWNT(GFP-ミオシン-VI-His₆/Co/TPySPG/SWNT)はアクチンフィラメントに沿って運動することが分かった。

シソーラス用語： *包接化合物 ,  *多糖類 ,  ゲストホスト効果 ,  *単層カーボンナノチューブ ,  *酵素 ,  *ミオシン ,  蛍光標識 ,  色素タンパク質 ,  蛍光顕微鏡 ,  ナノ複合材料 ,  細胞内輸送
準シソーラス用語： ホスト-ゲスト錯体 ,  全内部反射蛍光顕微鏡 ,  *分子モータ

分類 (4件)： 多糖類  (CF10054P) ,  蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N) ,  分子化合物  (CE02000C) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (4件)： 分子モーター ,  多糖類 ,  コンテナ ,  輸送系