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J-GLOBAL ID:201002266011888952   整理番号:10A0843461

BaTiO3系強誘電セラミックのRaman分光法による双極子分極の解析

Analysis on dipole polarization of BaTiO3-based ferroelectric ceramics by Raman spectroscopy
著者 (5件):
資料名:
巻: 118  号: 1380  ページ: 679-682 (J-STAGE)  発行年: 2010年 
JST資料番号: F0382A  ISSN: 1882-0743  CODEN: JCSJEW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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それぞれ通常の強誘電体,散漫相転移を有する強誘電体(DPT強誘電体)およびリラクサ型強誘電体であるBaTiO3(BT),Ba0.6Sr0.4TiO3(BST-0.6)およびBaZr0.25Ti0.75O3(BZT-0.25)セラミックについて,非対称Ramanライン形態の解析によりA1(3TO)モード,LA1(3TO),におけるフォノン相関長の温度に伴う変化を明らかにした。BTでは,LA1(3TO)が冷却中にCurie温度(Tc)で急激に増大した。これは,Tcにおける強誘電ドメインの形成に帰せられた。BST-0.6とBZT-0.25ではいずれも冷却中にLA1(3TO)が徐々に増大し,誘電最高温度(Tm)と交差した。極性ナノ領域(PNRs)の平均サイズの連続的な増大が示唆された。この点で,通常の強誘電体はDPT強誘電体とリラクサ型強誘電体と識別された。BZT-0.25のLA1(3TO)はTm付近のBST-0.6のそれより長かった。これは,BZT-0.25のPNRsサイズはBST-0.6のそれより大きいことを示唆した。強いリラクサ挙動を引き起こすBZT-0.25の巨大極性分極は,Tm付近の大きなPNRsの寄与に起因していた。DPT強誘電体はPNRsの平均サイズからもリラクサ型強誘電体と識別できた。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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絶縁材料  ,  誘電体測定技術・装置 
引用文献 (37件):
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