文献

J-GLOBAL ID：201002266373070281   整理番号：10A0518457

2段階触媒プロセスと分子蒸留による廃調理油を原料にしたバイオディーゼルの生産

Production of Biodiesel from Waste Cooking Oil via a Two-Step Catalyzed Process and Molecular Distillation

著者 (8件)： WANG Yong (South China Univ. Technol., Guangzhou, CHN) ,  WANG Yong (Jinan Univ., Guangzhou, CHN) ,  NIE Jieyu (Jinan Univ., Guangzhou, CHN) ,  ZHAO Mouming (South China Univ. Technol., Guangzhou, CHN) ,  MA Shun (Jinan Univ., Guangzhou, CHN) ,  KUANG Lina (Jinan Univ., Guangzhou, CHN) ,  HAN Xue (Jinan Univ., Guangzhou, CHN) ,  TANG Shuze (Jinan Univ., Guangzhou, CHN)
資料名： Energy & Fuels  (Energy & Fuels)
巻： 24  号： Mar/Apr  ページ： 2104-2108  発行年： 2010年03月 
JST資料番号： E0805B  ISSN： 0887-0624  CODEN： ENFUEM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 植物油脂などからエステル交換で調製されるディーゼル燃料,すなわちバイオディーゼル(BD)のコスト低減のため,廃調理油(WCO)の利用が考えられている。しかしWCOは水分を含み,酸価が高く遊離脂肪酸も多いと考えられる。本論文ではこのようなWCOのBD化のため2段階の触媒プロセスを提示し,実験で検証した。第1段階ではメタノールを使い,中国で豊富なポリ硫酸第二鉄(PFS)を触媒にして遊離脂肪酸をエステル化する。第2段階ではメタノールを使い水酸化カリウムを触媒にしてエステル化WCOをエステル交換する。このようにして調製した粗BDは分子蒸留によって精製する。分子蒸留による粗BDから精製BDの収率は蒸発器温度120°Cで98.32%±0.17%であった。PFSは水処理の凝集剤などとして使用されているので,メタノールの回収後洗浄水によって容易に除去可能である。提示した方法はWCOの変換に有望な方法と考えられる。

シソーラス用語： *生物燃料 ,  ディーゼル燃料 ,  植物油脂 ,  *エステル交換 ,  化学プロセス ,  精製 ,  組合せ ,  硫酸鉄 ,  水酸化カリウム ,  脂肪族アルコール ,  *バイオディーゼル燃料
準シソーラス用語： 2段階触媒プロセス ,  *バイオディーゼル ,  廃調理油 ,  分子蒸留 ,  硫酸第二鉄

分類 (2件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y) ,  反応操作(単位反応)  (XE01040I)

物質索引 (1件)： メタノール

タイトルに関連する用語 (7件)： 段階 ,  触媒 ,  プロセス ,  分子蒸留 ,  調理油 ,  原料 ,  バイオディーゼル