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J-GLOBAL ID：201002266432615467   整理番号：10A0268971

スズータングステン複合酸化物を固体酸触媒として用いた高効率炭素-炭素結合形成反応

Tin-Tungsten Mixed Oxides as Efficient Solid Acid Catalysts for C-C Bond-Forming Reactions

著者 (3件)： 小笠原義之 (東大 大学院工学研究科) ,  山口和也 (東大 大学院工学研究科) ,  水野哲孝 (東大 大学院工学研究科)
資料名： 触媒  (Catalysts & Catalysis)
巻： 52  号： 2  ページ： 131-133  発行年： 2010年03月10日 
JST資料番号： F0319A  ISSN： 0559-8958  CODEN： SHKUAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： スズータングステン複合酸化物(Sn-W酸化物)の種々の炭素-炭素結合形成反応に対する酸触媒特性を検討した。(R)-シトロネラールの環化反応に対して,Sn/W組成比が2,800°Cで焼成したSn-W酸化物(SnW2-800)が最も高い活性を示し,活性の低下なく再使用可能だった。さらに,本触媒を用いると種々の基質を用いたDiels-Alder反応,シアノシリル化反応が効率よく進行することを明らかにした。2,6-ルチジンを用いた被毒実験により,SnW2-800には活性の高いBronsted酸点があることが示唆された。Raman分光法,XRDによりSn-W酸化物中にタングステン酸化物クラスターの生成が示唆され,それが活性点として作用すると推定した。(著者抄録)

シソーラス用語： *酸化物 ,  *タングステン化合物 ,  *スズ化合物 ,  *固体酸 ,  *C-C結合 ,  Diels-Alder反応 ,  シリル化 ,  触媒調製 ,  Raman分光分析 ,  比表面積 ,  NMR【磁気共鳴】 ,  GC-MS分析 ,  Broensted酸 ,  環化反応 ,  触媒活性 ,  依存性 ,  活性部位 ,  クラスタ形成 ,  触媒毒 ,  キノン ,  脂環式化合物 ,  ジエン ,  芳香族縮合化合物 ,  芳香族アルデヒド ,  シアノシリル化 ,  *固体酸触媒 ,  組成依存性 ,  *複合酸化物

分類 (2件)： その他の触媒  (CB06123Z) ,  塩基,金属酸化物  (CD01030Z)

物質索引 (6件)： (R)-シトロネラール ,  (トリメチルシリル)シアニド ,  1,4-ナフトキノン ,  2,3-ジメチル-1,3-ブタジエン ,  2,6-ルチジン ,  ベンズアルデヒド

引用文献 (7件)：

• OGASAWARA, Y. Chem. Eur. J. 2009, 15, 4343
• ARATA, K. Chem. Lett. 1989, 1797
• CORMA, A. Chem. Commun. 2004, 550
• YONGZHONG, Z. J. Catal. 2005, 229, 404
• SATSUMA, H. Appl. Catal. A. 2004, 264, 229

タイトルに関連する用語 (4件)： 複合酸化物 ,  固体酸触媒 ,  高効率 ,  炭素-炭素結合