抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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水-油エマルションを用いた氷蓄熱用製氷システムでの氷結を防止し安定運転を行うために,液相中の含油率変化に着目した実験を行って氷結発生原因を調べた。実験用蓄熱材として水道水とジメチルシリコーン油のエマルションを用い,実験装置を二重管構造製氷部・貯氷部・ブライン循環系統で構成した。製氷部内の氷量が増加してエマルション内の含油率が変化し,冷却面に氷結が発生すれば実験を終了した。製氷量計算方法と氷結発生判断方法を示した。実験結果の液相中の含油率変化と限界氷充填率を図説し,製氷量と液相中の含油率との関係,及び初期含油率・製氷速度と限界氷充填率との関係を考察した。エマルション中に氷が生成すると液相中の含油率が低下して冷却面に氷結が発生する,初期含油率が高く製氷速度が低いほど多くの氷を生成できる,などの4結論を得た。