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J-GLOBAL ID：201002266588370642   整理番号：10A0937069

過剰DNA二本鎖の存在下でテロメラーゼ活性を阻害しG-四重鎖を標的とする陰イオン性フタロシアニン

Anionic phthalocyanines targeting G-quadruplexes and inhibiting telomerase activity in the presence of excessive DNA duplexes

著者 (5件)： YAKU Hidenobu (Panasonic Corp., Kyoto, JPN) ,  YAKU Hidenobu (Konan Univ., Kobe, JPN) ,  MURASHIMA Takashi (Konan Univ., Kobe, JPN) ,  MIYOSHI Daisuke (Konan Univ., Kobe, JPN) ,  SUGIMOTO Naoki (Konan Univ., Kobe, JPN)
資料名： Chemical Communications  (Chemical Communications)
巻： 46  号： 31  ページ： 5740-5742  発行年： 2010年08月21日 
JST資料番号： D0376B  ISSN： 1359-7345  CODEN： CHCOFS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Cu(II)フタロシアニン3,4′,4′′,4′′′-テトラスルホン酸,テトラゾリウム塩(Cu-APC)のアニール化ヒトテロメアオリゴDNAなどとの結合親和性を,UV-Vis滴定で評価した。4つのスルホン酸基を持つこの陰イオン性フタロシアニンが,高い選択性でテロメアのG-四重鎖と結合することを示した。Cu-APCは,典型的な陽イオン性テロメラーゼ阻害剤TMPyP4と異なり,過剰の二本鎖DNAが存在しても,高い選択性のためテロメラーゼ活性を阻害した。陰イオン性基を持つ大きなπ-平面化合物が,抗癌剤およびG-四重鎖に対するプローブとしてG-四重鎖リガンド開発の新しい足場となりうることを示した。

シソーラス用語： DNA【核酸】 ,  *テロメラーゼ ,  酵素阻害 ,  立体配座 ,  架橋化合物 ,  大環状化合物 ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  プローブ ,  酵素阻害剤
準シソーラス用語： G-四重鎖 ,  *フタロシアニン誘導体

分類 (1件)： 核酸一般  (EB04010U)

タイトルに関連する用語 (7件)： DNA ,  テロメラーゼ活性 ,  阻害 ,  G-四重鎖 ,  標的 ,  陰イオン性 ,  フタロシアニン