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J-GLOBAL ID：201002266608954360   整理番号：10A1754524

DNAナノファイバを用いる1次元金属ナノアレーの創製

Creation of One-dimensional Metallic Nano Arrays with DNA Nanofibers

著者 (1件)： 中尾秀信 ((独)物質・材料研究機構)
資料名： 電気学会誌  (電気学会雑誌)
巻： 130  号： 12  ページ： 812-815 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： F0011A  ISSN： 1340-5551  CODEN： DGZAAW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 溶媒蒸着に伴う界面移動現象とDNAの自己集合を利用して,機械設備を用いることなく,簡単に1次元金属ナノアレーを基板表面に構築する方法について述べた。有機溶媒/水混合溶液でDNAを自然乾燥させるとDNAは,1次元集合しながらポリジメチルシロキサン(PDMS)表面にアレー化されることをみいだした。アレー化されたDNAナノファイバは,直径40nmで,全長は最大でmmオーダに達する。この時,DNAと結合出来る金属ナノ粒子が存在すると,形成されるDNAナノファイバアレー上に沿って金属ナノ粒子も結合し,金属ナノアレーを容易に構築することが出来る。

シソーラス用語： *ナノ粒子 ,  *金属粉末 ,  DNA【核酸】 ,  *ナノファイバ ,  相互接続 ,  光回路 ,  光通信 ,  光導波路 ,  配線
準シソーラス用語： *金属ナノ粒子 ,  光配線

分類 (3件)： 半導体集積回路  (NC03162T) ,  固体デバイス製造技術一般  (NC03030V) ,  光導波路,光ファイバ,繊維光学  (BD06030H)

引用文献 (8件)：

• (1) 福井萬壽夫・大津元一 : 光ナノテクノロジー基礎, オーム社 (2003)
• (2) 斎木敏治・戸田泰則 : ナノスケールの光物性, オーム社 (2004)
• (3) S. A. Maier, P. G. Kik, H. A. Atwater, S. Meltzer, E. Harel, B. E. Koel, and A. A. Requichia : “Local detection of electromagnetic energy transport below the diffraction limit in metal nanoparticle plasmon waveguides”, Nature Mater., Vol. 2, pp. 229-232 (2003)
• (4) W. Nomura, T. Yatsui, and M. Ohtsu : “A nanodot coupler with a surface plasmon polariton condenser for optical far/near-field conversion”, Appl. Phys. Lett. Vol. 86, pp. 181108-181111 (2005)
• (5) H. Nakao, T. Taguchi, H. Shiigi, and K. Miki : “Simple one-step growth and parallel alignment of DNA nanofibers via solvent vapor-induced buildup”, Chem. Commun., pp. 1858-1860 (2009)

タイトルに関連する用語 (5件)： DNA ,  ナノファイバ ,  1次元 ,  アレー ,  創製